4ユニークSTEPshttps://4-unique-steps.com個性が強い人の身体・生活づくり実例集Sun, 31 May 2026 04:20:06 +0000jahourly1https://4-unique-steps.com/wp-content/uploads/2024/12/cropped-Untitled-design-e1742824167711-32x32.png4ユニークSTEPshttps://4-unique-steps.com3232 体重が減ると生活はどう変わる?理学療法士として忘れられない2人の実例https://4-unique-steps.com/weight-loss-life-change-cases/Sun, 31 May 2026 04:20:05 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2109

「体重を減らした方がいいですよ」 医療の現場で、この言葉を聞いたことがある方は少なくないと思います。 しかし実際には、 まで具体的に語られることは多くありません。 今回ご紹介するのは、私が理学療法士として担当した2人の女 ... ]]>

「体重を減らした方がいいですよ」

医療の現場で、この言葉を聞いたことがある方は少なくないと思います。

しかし実際には、

  • 何kgくらい減ると変わるのか
  • 身体にはどんな変化が起きるのか
  • 生活はどう変わるのか

まで具体的に語られることは多くありません。

今回ご紹介するのは、私が理学療法士として担当した2人の女性の実例です。

お二人とも股関節症に対して人工股関節全置換術(THA)を受けました。(注:前方進入による手術であり、術式による可動域制限はありません。)

そして数か月後に再会した時、私はある共通点に気づいたのです。

それは体重でした。

外来リハビリ終了後、数ヶ月後の再会

お二人とも手術後の経過は順調でした。

痛みは大きく改善し、歩行や日常生活動作も少しずつ回復していました。

しかし術後3〜4か月頃になると、改善のスピードは徐々に緩やかになっていました。

リハビリ専門職間の症例検討会では、

  • 骨盤の動き
  • 歩き方
  • 股関節伸展
  • 殿筋群の働き
  • 荷重のかけ方

などについて繰り返し議論していました。

そんな時期を経て、お二人と再会しました。

すると以前とは少し違って見えたのです。

歩き方が軽くなっていました。

表情も明るくなっていました。

そして何より、生活そのものが変わっていました。

吉成芙美さんの変化

吉成芙美さん(仮名)は47歳の女性です。

先天性臼蓋形成不全を背景に両側変形性股関節症を発症し、両側人工股関節全置換術(THA)を受けました。

術後半年ほどして再びお会いした時、私は驚きました。

以前よりも、骨盤の前後傾が滑らかになっていたのです。

PT
PT

吉成さんは当初、長年の股関節症の影響で、股関節だけではなく、周囲の骨盤などにも大きな機能不全を認めました。

それだけではなく、
前屈動作もしやすくなっていました。

立ったまま靴を脱ぐ動作も自然になっていました。

階段も手すりなしで一足一段ずつ昇降できるようになっていました。

さらに、

「化粧をして出掛けることが増えました」

と話してくださいました。

体重は55kgから51kgへ。

4kg減っていました

BMIは25.5から23.6へ変化していました。

私が印象に残っているのは体重計の数字だけではありません。

以前より動きが自然で、自信があるように見えたことでした。

及川謙子さんの変化

及川謙子さん(仮名)は60代後半の女性です。

先天性股関節脱臼を背景に股関節症を発症し、人工股関節全置換術(THA)を受けました。

術後約4か月後に再会した時、こちらも印象的な変化がありました。

以前より歩き方に余裕がありました。

股関節伸展も改善していました。

PT
PT

股関節の伸展(後ろに伸ばすこと)が出来ないと、歩行の時に、脚を後ろに送れなくなるなど、バランスや推進力に多大な影響をきたします。

そして、

「1時間くらい歩けるようになりました」

と話してくださいました。

さらに、

「海外旅行にも行けました」

「パートも始めました」

と楽しそうに近況を教えてくださいました。

体重は63kgから56.5kgへ。

6.5kg減っていました。

BMIは25.2から22.6へ変化していました。

こちらも体重だけではなく、生活そのものが大きく変わっていました。

2人に共通していた変化

項目吉成芙美さん及川謙子さん
BMI25.5 → 23.625.2 → 22.6
主な身体変化骨盤前後傾改善、前屈改善、立位で靴を脱げるようになった、階段昇降改善股関節伸展改善、1時間歩行可能
主な生活変化化粧をして外出するようになったパート復帰、海外旅行
体重変化55kg→51kg
(−4.0kg)
63kg→56.5k
(−6.5kg)

吉成さんと及川さんは年齢も生活環境も違います。

減量方法(今後記事にまとめます)も同じではありません。

小太り(軽度肥満)は医療では主役になりにくい

日本肥満学会ではBMI25以上を肥満と分類しています

ただ、整形外科の現場ではBMI25前後の方は珍しくありません。

診療やリハビリでは、

  • 痛み
  • 歩行能力
  • 関節可動域、筋力
  • 日常生活動作

など、優先して考えるべき課題が数多くあります。

そのため、小太りと呼ばれる程度の体重は主役になりにくい印象があります。

私自身も当時は、減量を積極的にはすすめていませんでした。

ところが、結果的にお二人は、4〜6kg体重減少し、以前より活動的になって、生活の幅が広がっていたのです。

体重が4〜6kg減ると身体にはどんな変化が起こるのか

もちろん、

「4kg痩せたから良くなった」

「6.5kg痩せたから良くなった」

と断定することはできません。

しかし、4〜6kgという数字は決して小さくありません。

例えば体重60kgの人が5kg減ると、体重の約8%が減る計算になります。

体重が変わることで、

  • 関節への負担
  • 動作時の身体の使いやすさ
  • 腰回りや腹部の動きやすさ
  • 活動量

などにも変化が生じる可能性があります。

実際、吉成さんでは骨盤前後傾や前屈動作の改善がみられました。

及川さんでは歩行距離の増加や活動範囲の拡大がみられました。

まとめ|私が忘れられない2人の女性

吉成芙美さんと及川謙子さんは、年齢も生活環境も異なります。

しかし、

  • BMIが25前後だったこと
  • 人工股関節全置換術(THA)を受けていたこと
  • 数か月後に体重が減っていたこと

という共通点がありました。

定期外来が終わった後にお会いしたお二人は、4〜6kgの体重減少に伴い、以前より活動的になり、生活の幅が広がっていたことが驚きでした。

(ちなみに、痩せた原因については、私なりに把握しています。ただ、その経緯や詳細については別の記事であらためてご紹介したいと思います。)

この2人の女性は、今でも強く記憶に残っています。

関連記事

・ダイエットとは何か

・ダイエットと食事

・ダイエットと運動

・ダイエットと体質

・年齢別ボディメイク

]]>
人工膝関節の手術後、うまく歩けないのはなぜ?「力が入らない感じ」を理学療法士が解説https://4-unique-steps.com/tka-walking-difficulty/Fri, 29 May 2026 10:55:39 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2086

人工膝関節の手術を受けたあと、 「膝は前より曲がるようになった」「伸びるようになった」 と言われたのに、なぜか、 歩きにくい。力が入らない。長く歩けない。 そんな経験をされた方は少なくありません。 私自身、理学療法士とし ... ]]>

人工膝関節の手術を受けたあと、

「膝は前より曲がるようになった」
「伸びるようになった」

と言われたのに、なぜか、

歩きにくい。
力が入らない。
長く歩けない。

そんな経験をされた方は少なくありません。

私自身、理学療法士として20年以上、膝の手術後の方と関わってきました。

その中で感じるのは、

手術後の膝の角度と歩きやすさは、必ずしも一致しない

ということです。

今回は実際の症例をもとに、

「膝は良くなったはずなのに歩きにくい」

という悩みについて考えてみたいと思います。

膝は良くなったはずなのに歩きにくい──戸田義男さん(仮名・80代)のケース

戸田義男さん(仮名)は80歳の男性です。
右膝の人工膝関節全置換術(TKA)を受けました。

希望は「うまく歩けるようになりたい」、そして「左膝はできれば手術したくない」というものでした。

人工膝関節の手術を受ける方の多くがそうですが、本当に取り戻したいのは膝の角度ではありません。
買い物に行けること、散歩を楽しめること、自分の足で外出できること、などです。
戸田さんも、そのために手術を選びました。

手術翌日から歩く練習が始まり、1週間後に退院した後も外来リハビリが続きました。(戸田さんは早期退院の方針をとる首都圏の病院で手術を受けました)

術後3週間ほどの時点では、
手術した右膝の腫れや痛みが残り、十分な体重をかけることが難しい状態でした。
そのため、膝や脚の付け根を少し曲げたまま歩く様子が見られていました。

手術後に股・膝に力が入らない
手術後に股・膝に力が入らない

しかし、経過そのものは順調に見えました。手術した右膝の曲がる・伸びる範囲(可動域)は少しずつ改善し、術後半年には0〜122°まで回復していました。数字だけを見ると、一般的には良好な経過と考えられる状態です。

ところが、戸田さん本人の困りごとは別のところにありました。

リハビリ開始から約3か月後には、「手術した右膝で歩き始めると痛い」と話すようになりました。さらに約5か月後には、「今度は反対側の左膝が痛い」と訴えるようになります。手術した右膝は順調に回復しているように見えたにもかかわらず、今度は左膝が気になり始めたのです。

そして約7か月後には、

「左膝の痛みは落ち着いているけれど、手術した右脚に力が入らない感じでうまく歩けない」

と話していました。
膝の曲がる・伸びる範囲は改善している。それなのに本人は歩きにくさを感じている。このズレが、この症例を考えるうえで重要なポイントでした。

実際に歩き方を確認すると、戸田さんは手術した右脚に十分な体重を乗せきれず、反対側の左脚に頼るような歩き方になっていました。その結果、左膝への負担が増え、歩くたびに少しずつ無理が積み重なっていたと考えられます。

さらに詳しく見ると、手術した右脚を十分に使い切れていないことに加えて、

・骨盤が少し左へねじれた状態になっていること、
・脚の付け根(股関節)が後ろへ伸びにくいこと、
・左脚で体重を支える時間が長いこと


などが見られました。
つまり、「手術した右膝が悪い」というより右膝をかばう身体の使い方が残っていた可能性が考えられたのです。


ここで大切なのは、「膝が122°曲がるようになった」ことと、「うまく歩ける」ことは同じではないという点です。

歩くとき、人は膝だけを使っているわけではありません。
骨盤、股関節(脚の付け根)、足首、体幹が協力して体重を支えています。
そのため、手術した膝の状態が改善しても、身体全体の使い方が変わらなければ、「力が入らない感じ」や「歩きにくさ」が残ることがあります。

私自身、この症例を通して改めて考えさせられました。

手術後の診察では、どうしても膝の曲がる角度やレントゲン画像に目が向きます。
しかし、生活の中で本人が困っているのは、「122°曲がるかどうか」ではありません。

玄関から外へ出られるか。
近くのスーパーまで歩けるか。
誰かと一緒に出掛けても付いていけるか。

戸田さんのように、「力が入らない感じでうまく歩けない」と訴える方の中には、膝そのものだけでは説明できない問題が隠れていることがあります。

「歩いている時に、力が入らない感じ」に対して、実際にはどんな練習を行ったのか

戸田さんの場合、膝を曲げたり伸ばしたりする練習だけを行っていたわけではありません。

前述の通り、歩き方を確認すると、

手術した右脚へ十分に体重を乗せられていない

という様子が見られました。

そこでまず取り組んだのは、手術した右脚へ安心して体重を乗せる練習です
もう歩けるようになっていた方ではありますが、基礎から進めました。

歩行という動作を観察すると、片脚で身体を支える時間があります。
この瞬間の質が、歩行全体を左右するといっても過言ではありません。
しかし、手術後は痛みや腫れ、長年の歩き方の癖などの影響で、手術をした脚へ十分に体重を乗せることが難しくなることがあります。

そのため、「もう一度、歩行を身体に覚えさせる座った姿勢や立った姿勢の中で、右脚へ少しずつ体重を乗せる練習を行いました。

【手術した右脚へ体重を乗せる練習】

次に行ったのは、骨盤の動きを利用した体重移動の練習です。

また、歩くときは脚だけが動いているように見えますが、実際には骨盤もわずかに前後や左右へ動きながら、身体を次の一歩へ運んでいます。

戸田さんの場合、この骨盤の動きが小さくなっていました。そのため、身体を前へ運ぶ力が十分に使えず、歩幅の小ささや歩きにくさにつながっていた可能性がありました。

そこで、座った姿勢から身体を前へ移動させる練習や、骨盤を意識しながら体重を移す練習を行い、身体を支えながら動かす感覚を確認していきました。

【骨盤を利用した体重移動の練習】

さらに、歩行そのものも一度分解して練習しました。

歩行は一つの動作に見えますが、

・体重を乗せる
・身体を支える
・反対側の脚を前へ出す
・次の一歩へ移る

という複数の動作の組み合わせです。

そこで、いきなり歩行全体を繰り返すのではなく、まずは支える練習、次に一歩だけ前へ出す練習、その後に歩行全体へつなげるというように、段階的に進めていきました。

【歩行を部分練習から全体練習へつなげる流れ】

歩きにくさを感じると、「筋力が足りないのではないか」と考えやすいものです。

もちろん筋力は大切です。しかし実際には、筋力だけでなく、「どちらの脚で身体を支えるのか」「どのように体重を移すのか」「身体全体をどう使うのか」といった要素も歩きやすさに大きく関わっています。

戸田さんのケースは、そのことを改めて教えてくれた実例でした。

歩行時の「力が入らない感じ」の正体は筋力低下だけとは限らない

手術して歩いて退院しても、その後よく、

「筋力が落ちたんでしょうか」
「力が入らないんです」

と相談されることがあります。

もちろん、手術後には筋力低下も起こります。
特に大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)は弱くなりやすく、術後のリハビリでタオルを膝の下に入れて押しつぶす運動を行うのもそのためです。

ただし、「力が入らない感じ」をすべて筋力低下で説明できるわけではありません。

例えば、椅子から立ち上がるときに床が滑りやすそうだと感じると、筋力があっても思い切り力を出しにくくなります。
歩行でも似たことが起こります。

痛みがあった時期が長かったり、転びそうになった経験があったりすると、身体は無意識に脚に体重をかけることを加減してしまうことがあります。すると、

・体重を十分に乗せられない
・支える時間が短くなる
・反対側へ逃げる
・歩幅が小さくなる

という変化が定着してしまいます。

本人は筋肉や運動不足の問題だと思っていても、実際には身体の使い方や体重移動の問題が関係していることも少なくありません。

さらに、人工膝関節の手術後は、筋肉だけでなく関節や周囲組織から得られる感覚情報にも変化が生じます

私たちは普段、足の裏から伝わる圧力や関節の位置感覚を頼りに、「今どれくらい体重が乗っているか」「身体が安定しているか」を無意識に判断しています。

ところが、痛みを避ける期間が長かったり、手術による環境の変化があったりすると、その感覚と実際の動きにズレが生じることがあります。

その結果、本当は支えられる状態であっても、

「まだ乗せるのが怖い」
「不安定な気がする」

という感覚が先行し、十分な荷重ができなくなります。

歩行の再獲得を目標とするとき、手術した脚にしっかり体重を乗せること自体が重要なリハビリになります

なぜなら、荷重することで筋肉が働きやすくなるだけでなく、関節や足裏からの感覚入力が増え、「この脚で支えられる」という身体の学習につながるからです。

筋力を実際の動作で発揮するための土台を作り、感覚と運動を再び結びつけるための重要な過程なのです。

戸田さんのケースも、その一例でした。
膝の可動域は改善していました。
しかし、歩行を確認すると、手術した右脚へ十分に体重を乗せられていませんでした。
反対側の左脚へ頼る時間が長くなり、左膝にも負担がかかっていました。

もしここで、

「筋力が弱いから筋トレを頑張りましょう」

だけで終わっていたらどうだったでしょうか。

もちろん筋力トレーニングは大切です。

しかし、それだけでは歩行の問題は十分に解決できなかった可能性があります。

実際には、

・手術した脚へ体重を乗せる
・骨盤を利用して身体を運ぶ
・歩行を部分練習から組み立てる

という練習を行いながら、歩き方そのものを見直していきました。

人工膝関節の手術後に、「力が入らない感じがする」という場合は、単純な筋力低下だけではなく、

「その筋力を歩行の中で使えているか」

という視点も大切になるのです。

まとめ|「力が入らない感じ」があるときは、歩き方全体を見直すことも大切

人工膝関節の手術後、

「膝は前より曲がるようになった」
「伸びるようになった」

と言われても、

  • 歩きにくい
  • 長く歩けない
  • 手術した脚に力が入らない感じがする

と悩む方は少なくありません。

今回ご紹介した戸田さんも、膝の可動域そのものは順調に改善していました。
しかし実際には、手術した右脚へ十分に体重を乗せられず、歩き方全体に影響が残っていました。

歩行は、膝だけで行う動作ではありません。
骨盤、股関節、足首、体幹、そして身体を支える感覚など、多くの要素が関わっています。

そのため、「力が入らない感じ」がある場合も、単純な筋力低下だけではなく、

  • 手術した脚へ体重を乗せられているか
  • 身体をうまく前へ運べているか
  • 左右の脚をバランスよく使えているか

といった視点から確認することが大切です。

もし、

「膝は良くなったと言われたのに歩きにくい」
「手術した脚に力が入らない感じが続いている」

という場合は、主治医やリハビリ担当者に相談しながら、歩き方そのものを見直してみる価値があるかもしれません。

実際の臨床では、膝の角度だけでは説明できない問題が見つかることもあります。
大切なのは、「もう良くならない」と決めつけないことです。
歩きにくさの背景を丁寧に確認していくことで、新たな改善の糸口が見つかる場合もあります。

膝の手術後に歩きにくさが残っている方にとって、この記事が身体を見直すきっかけになれば幸いです。

【関連記事】

・膝の手術後に曲がらないときに確認したいこと


・膝がまっすぐ伸びないときに考えたいこと


・人工膝関節全置換術(TKA)の実例記事

]]>
膝の手術後に膝が伸びないのはなぜ?歩き方や身体の使い方の影響も理学療法士が解説https://4-unique-steps.com/knee-not-straight-after-surgery/Wed, 27 May 2026 14:10:26 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2075

膝の手術後、 「まっすぐ伸びない」「歩くと膝が少し曲がったままになる」「リハビリしているのに変わらない」 と感じて、不安になる方は少なくありません。 前回の記事では、「術後に膝が曲がらない(屈曲)」について整理しました。 ... ]]>

膝の手術後、

「まっすぐ伸びない」
「歩くと膝が少し曲がったままになる」
「リハビリしているのに変わらない」

と感じて、不安になる方は少なくありません。

前回の記事では、「術後に膝が曲がらない(屈曲)」について整理しました。

一方で今回扱うのは、

膝が伸びない(伸展)

です。

曲げるも伸ばすも、もちろん大事な術後の回復の目安の一つではありますが、ここは少し意味を区別します。

膝がどれだけ曲がる(屈曲する)かというのは、

  • 座る
  • 階段を上る
  • 車の乗り降り
  • トイレ動作

など、

生活動作で“届く範囲”に関係しやすい動きです。

一方、膝が伸びる(伸展)は、体重を支える機能としての意味が大きくなります。

立つ。
歩く。
方向を変える。
坂道を歩く。

こうした動きの土台になるからです。

つまり、

「膝が少し伸びないだけ」

に見えても、歩きやすさや疲れやすさに大きく影響することがあります。

さらに大切なのは、
膝が伸びないから歩きにくくなるだけではなく、
歩き方や身体の使い方の結果として、膝が伸びにくくなる、ということも実はよくあることです。

膝の手術後、「膝が伸びない」とはどんな状態?

「膝が伸びない」といっても、人によって感じ方は違います。

例えば、

  • まっすぐ立ちにくい
  • 歩くと膝が少し曲がったままになる
  • 膝裏が張る
  • 片脚に体重を乗せるのが不安
  • 太ももの前ばかり疲れる
  • 長く歩くとしんどい
  • 階段や坂道で不安定

こうした感じ方です。
見た目や角度上は「少し曲がっているだけ」と思うかもしれません。

でも、膝は歩くとき、

体重を受けて支える役割

があるので、少しの角度の違いでも生活への影響は小さくありません。

参考:膝が曲がらない実例 ↓

【実例】膝を伸ばすことだけでは変わらなかっ60代女性

実際に、術後に膝が伸びにくくなっていたケースを例として挙げます。

ある60代の女性患者さんは、
長く左膝の痛みを抱えた末、関節の全置換術(TKA)を受けました。

急性期の管理が終了して退院し、数週間絶った現在まで困っていたのは、

「膝をまっすぐ伸ばそうとすると、膝のうしろが痛い」

ということでした。

膝の動きを見ると、確かに伸びにくさはあります。
ここでご本人が考えやすいのは、「伸びないなら、伸ばす練習をしてもらえばよいのでは?」ということです。

実際、このケースも、膝そのものへのアプローチは積極的に行われていました。
ただ、膝を無理に伸ばそうとすると、かえって痛みが強くなりやすい様子も目立っていました。

そこで歩き方を詳しく診てみると、別の問題が見えてきました。
この方は、
膝を少し曲げたまま体重を支え、股関節や足首もあまりしっかり使わず、身体を前後に揺らして前へ進むような歩き方になっていました。
つまり、膝だけではなく、身体全体で無理をして進んでいたのです。

そこで、膝を伸ばすことだけに集中するのではなく、

  • お尻まわりの筋肉(臀筋)
  • 体幹の安定
  • 身体全体の使い方

を見直したところ、徐々に歩きやすさに変化が見られ、痛みがなくなっていきました。

このケースが教えてくれるのは、「膝が伸びない = 膝だけの問題」とは限らないということです。

なぜ膝が伸びにくくなる?

術後に膝が伸びない理由は一つではありません。

腫れ

術後は腫れが残ることがあります。膝が腫れると、物理的に伸びにくくなることもあります。
さらに、

  • 重い
  • 張る
  • 動かしにくい

と感じることがあります。

痛みで防御的に固めてしまっている

痛みがあると、身体は無意識に守ります。例えば、

痛い

少し曲げたまま使う

体重をしっかり乗せにくい

こうした流れです。

短期的には支障なくとも、続くと、膝を伸ばして体重を支える正しい使い方が出来なくなってしまいます

太ももの前の筋肉を使いにくくなっている

術後のリハビリで、膝の下にタオルを入れて押しつぶす運動をやったことがある方はほとんど全員ではないでしょうか。

これは、膝を支えるときに大切な太ももの前の筋肉を使いやすくするために行われるものです。

術後は、痛みや腫れ、長くかばっていた影響などで、“力がない”というより、“うまく使いにくい”状態になることがあります。

とくに、大腿四頭筋の内側の部分の機能不全により、膝を伸ばせなくなる例はものすごく多いです。

術前からの身体の使い方

長く痛みをかばっていた方では、歩き方のクセが残ることがあります。
手術で関節の状態が変わっても、身体の使い方まで一気に変わるとは限りません。

多少痛くても我慢して伸ばしたほうがよい?

ここで迷う方は多いと思います。

「もっと頑張って伸ばしたほうがいいの?」
「痛くてもやるべき?」
「自力で何とかするしかない?」

手術後、診察で、「あとはリハビリを頑張るしかないですね」と言われて、
「もう終わり?」と感じる方も多いと思います。

でも、ここで言われるリハビリを頑張る、の内容は、“何も治療することはない”という意味ではありません。

むしろ、機能を取り戻していくスタートラインにたったということです。

例えば、

  • 支える筋力を戻す
  • 体重をかける感覚を覚える
  • 身体の使い方を整える
  • 歩き方を再学習する

こうしたアプローチをリハビリで始めます。

歩き方や身体の使い方の結果として、膝が伸びにくくなることもあります

ここは意外に思われるかもしれません。

「膝が伸びない」と聞くと、多くの方は、

膝そのものが硬い
関節が動かない

と考えます。

もちろん、それもあります。ただ、実際の臨床では、歩き方や身体の使い方の結果として、膝が伸びにくくなっているケースも少なくありません。

痛みがある

無意識に体重を逃がす

膝を少し曲げたまま使う

その歩き方が続く

膝をしっかり伸ばして支える機会が減る

こういう流れです。

また、

  • 股関節が曲がったまま
  • 身体が前かがみ
  • お尻の筋肉が使いにくい
  • 体重を乗せるのが怖い

こうした状態でも、膝の伸びにくさが助長されてしまうことがあります。

繰り返しになりますが、「膝を伸ばす」ことだけに集中しても、変わりにくいことがあるということです。

どんなとき相談を考える?

次のような場合は、主治医や担当療法士に相談してよいタイミングかもしれません。

  • 一度よくなっていたのに悪くなった
  • 腫れや熱感が増えた
  • 強い痛みがある
  • 歩きにくさが強くなった
  • 以前よりまっすぐ立ちにくい
  • このままでよいのか不安

まとめ

膝の手術後に膝が伸びないと、

  • 支えにくい
  • 歩きにくい
  • 疲れやすい
  • 他の場所に負担が出る

状態になってしまいます。

ここで大切な視点は、膝が伸びないのは膝だけの問題とは限らないということです。

長く困っていても、リハビリ内容の見直しで変化することがあります。
一人で抱え込まず、医療機関に相談しながら進めていくことが大切です。

]]>
膝の手術後に曲がらないのはなぜ?いつ相談する?確認したいポイントを理学療法士が解説【TKA実例あり】https://4-unique-steps.com/knee-surgery-not-bending/Mon, 25 May 2026 23:50:43 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2059

膝の手術を受けたあと、 「思ったより曲がらない」「このまま固まってしまうのでは」「もっと頑張って曲げたほうがよいの?」「病院に相談するほどなの?」 と不安になる方は少なくありません。 これまで理学療法士として20年以上、 ... ]]>

膝の手術を受けたあと、

「思ったより曲がらない」
「このまま固まってしまうのでは」
「もっと頑張って曲げたほうがよいの?」
「病院に相談するほどなの?」

と不安になる方は少なくありません。

これまで理学療法士として20年以上、術後のリハビリや、その後の生活期まで含めて多くの方と関わってきました。

その中で何度も感じてきたのは、

同じ“膝が曲がらない”でも、中身はまったく同じではない

ということです。

たとえば、

  • 曲げると痛くて途中で止まる
  • 腫れて重く、そもそも動かしたくない
  • 動かそうとすると身体が力んでしまう
  • ベッド上では少し動くのに、立つと急に難しくなる
  • 屈曲の角度上、数字としてはそこまで悪くないのに、生活では困っている
  • 一度良くなったのに、また悪くなった

こうした状態を、全部まとめて「曲がらない」と表現していることがあります。

整形外科病院などのホームページでは、術後の一般的な経過が説明されていることが多いと思います。

もちろん、それは大切な情報です。

ただ実際の現場では、

標準どおりに進む方ばかりではありません。

同じ手術を受けても、

  • 術前にどれくらい動いていたか
  • 痛みへの反応
  • 炎症(腫れなど)の出方
  • 筋力
  • 身体の使い方
  • 不安の強さ

で経過はかなり変わります。

そのため、

「何度曲がるか」だけで判断すると、かえって迷いやすくなります。

この記事では、

  • 膝の手術後に曲がりにくくなる主な理由
  • 「膝屈曲120°」という数字をどう考えるか
  • 頑張って膝を曲げるべきなのか
  • どんなとき相談したほうがよいのか

を、理学療法士の現場視点で整理します。

※この記事は一般的な情報整理を目的としています。個別の診断や治療方針を示すものではありません。

まず確認したいのは「いつから気になっているか」です

同じ「曲がらない」でも、時期によって意味が変わります。

手術してすぐ

この時期は、不安になりやすい時期です。

実際によくあるのは、

膝そのものが固まっているというより、腫れや痛みで身体が守っている状態

です。

術後の膝は、見た目以上に敏感です。
「曲げよう」と思っていても、「曲げ方がわからなくなった」ような感覚になる方もいます。

リハビリの場面でも、

頑張ろうとしているのに、どうしても力が抜けない

ということは珍しくありません。
これは、やる気の問題ではありません。
痛みや腫れに対する自然な反応です。

術後数週間〜数か月たっている

ここからは少し見方が変わります。

担当理学療法士として見ていると、

  • 腫れが思ったより長引いている
  • 痛みへの警戒が残っている
  • 太ももの筋力が戻りきっていない
  • 動かし方にクセがついている
  • 真面目に頑張りすぎて逆に悪循環になっている

といったことがあります。

また、

術前にどれくらい膝が動いていたか

もかなり予後に影響します。

長い間、痛みで膝をかばっていて変形が進んでいた方と、筋力も保たれていて比較的膝の関節が動いていた方では、術後のスタート地点が違います。

「手術したのだから、新しい膝のように動くはず」

とイメージされることもありますが、実際はそこまで単純ではありません。

術後、一度よくなったのに悪くなった

ここは少し注意して見たいところです。

たとえば、

  • 前より腫れてきた
  • 痛みが増えた
  • 急に動かしにくくなった
  • 以前より曲げるのがこわくなった

など。

術後の経過には個人差がありますが、

「順調だったのに変化した」

という場合は、自己判断だけで進めないほうがよいこともあります。

10年前くらいと違って、術後から同じ病院に長く入院したり、何年も外来リハビリを受けたりすることは稀になってきました。

いったん、定期受診もリハビリも卒業してしまい、再診してもこれといった治療は無い、と言われてしまったような場合は、途方に暮れてしまわれるかと思います。

あくまでも一例ですが、
以前、担当させていただいた方の中には、セカンドオピニオンとして別の病院(当時私が所属していた病院の整形外科) に頼り、固まってしまった膝に対して新たな対処がなされ、結果的に膝が動かしやすくなった、といった方もいました。

今時は、セカンドオピニオンも常識になりました。
専門的に診てもらえて通えそうな病院の窓口に問い合わせてみて、
診察の可否と診断書などの準備事項を確認した上で、受診することをおすすめします。

「曲がらない」の背景は一つではありません

腫れが強く残っている

これは非常によくあります。

膝が腫れると、物理的に関節を動かしにくくなります。

実際、見た目の腫れがそれほど強くなくても、

ご本人としては“重い”“詰まる感じがする”

と表現されることがあります。

そして、

腫れる

痛い

身体が膝を曲げないように防御する

力が抜けない

さらに動かしにくい

という流れになることがあります。

「頑張っているのに変わらない」と感じるとき、この悪循環が起きていることがあります。

痛みに対して身体が守っている

繰り返しお伝えしていますが、これは本当に多いです。

ご本人は、良くなりたいと思っています。
むしろ真面目な方ほど、

「もっとやらないと」

と考えます。

それでも、身体のほうが先にブレーキをかけることがあります。

「曲げよう」と思っているのに途中で止まる。
力を抜きたいのに抜けない。

こういう状態です。

筋力が戻っていない

術後は、特に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋など)をはじめ、膝周りの機構が平常に働きにくくなることがあります。

ここでよくあるのが、

ベッド上ではそこそこ動くのに、立った状態だと急に難しくなる

というケースです。

寝た状態では曲がるのに、

  • 立ち上がり
  • 階段
  • 歩行

になると急に難しくなる。

こういうときは、膝の曲げ伸ばしの角度だけでは説明しきれません。
支える力や、身体全体の使い方まで関係してきます。

術前から動きが悪かった

ここはかなり大きい要素です。

長い間、痛みでかばっていた方。
手術前からかなり曲がりにくかった方。

こうした場合、

術後のスタート地点そのものが違います。

人工膝関節の手術は、大きな変化をもたらすことがあります。

ただ、「何もなかった頃の膝に戻す手術」ではありません。

そのため、「他の人はもっと曲がっているのに」という比較は、あまり意味を持たないことがあります。

膝だけでは説明できないこともある

ここは、一般向けの情報ではあまり深く触れられない部分かもしれません。
でも、リハビリの視点としてはかなり大切です。

実際には、

  • 股関節
  • 体幹
  • 荷重のかけ方
  • 歩き方
  • 身体全体の使い方

が総合的に影響していら場合が多いです。
「膝が曲がらない」と思っていても、

実際には、膝だけを見ていても答えが出ないケースがあります。

「屈曲120°が目標」と言われて不安な方へ

「120°まで曲げましょう」

と言われて、

まだそこまでいかない
失敗なのでは

と不安になる方もいます。

ここでまずお伝えしたいのは、

数字だけで良し悪しは決まらない

ということです。

もちろん、膝の曲がりは生活に関係します。
ただ、最終的に大切なのは

今の角度で、生活の何に困っているか

です。

例えば、

  • トイレ
  • 椅子からの立ち上がり
  • 階段
  • 車の乗り降り

こうした生活場面。

人工膝関節の手術は、

「120°という数字を作ること」そのもの
のみが目的ではなく生活しやすい状態を目指すこと

が大きな目的です。

理学療法士として見ていると、120°という数字だけが一人歩きして、不安になる方は少なくありません。

同じ90°でも、生活でかなり困る方もいれば、工夫しながら生活できている方もいます。

逆に、数字がよくても、「思ったように使えない」と感じる方もいます。

「もっと頑張って曲げる」が正解とは限りません

ここは誤解されやすいところです。

検索していると、「痛くても頑張ったほうがいいようだ」と解釈してしまうかもしれません。

ただ実際には、頑張る方向がズレると悪循環になることがあります。

真面目な方ほど頑張りすぎることがあります。

腫れている

無理する

痛い

身体が守る

もっと動きにくい

といった負担の強い流れです。

もちろん、可動域の練習が必要なケースはかなり多いとは思います。

ただ、量より、“今の状態に合っているか”が大切です。

実際に、曲がりにくさと向き合ったケースがあります

当サイトでも、人工膝関節全置換術(TKA)後の実例を紹介しています。

この方は、

  • 65歳女性
  • 右TKA術後
  • 初期は膝裏の痛み
  • 防御性の収縮が強い(身体が曲げないように固めてしまう)
  • 屈曲制限あり(曲がらない)

という状況でした。

「ひたすら曲げる」だけではなく、

  • 筋機能
  • 身体の使い方
  • 段階的な運動

を整理しながら進めていきました。

詳しい経過はこちらです。

↓TKA術後の筋トレ成功実例

※個人の実例であり、同じ結果を保証するものではありません。

こんなときは相談を考えてください

次のような場合は、主治医や担当療法士への相談を考えてよいタイミングかもしれません。

  • 痛みが急に強くなった
  • 腫れや熱感が増えた
  • 一度よくなったのに悪化した
  • 急な変化がある
  • 不安が強い
  • 「このままでよいのかわからない」

迷ったときに、相談すること自体が悪いことではありません。

まとめ

膝の手術後に「曲がらない」と感じると、不安になるのは自然なことです。

ただ、同じ“曲がらない”でも、中身は同じではありません。

大切なのは、

  • いつからか
  • 腫れか
  • 痛みか
  • 筋力か
  • 身体の使い方か
  • 今、何に困っているのか

を整理することです。

数字だけで焦るより、自分の状態を整理して考えることが大切です。

]]>
ライザップイングリッシュの口コミ・評判は本当?英語コンプレックスがあった作業療法士が12週間取り組んだリアルな結果【TOEIC705点】https://4-unique-steps.com/rizap-english-review/Sun, 24 May 2026 13:23:16 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2037

※記事内にプロモーションを含む場合があります。 英語だけは、ずっと後回しでした。 私は作業療法士として働いていて、仕事に必要な勉強には全力で取り組んできました。新しい知識を学ぶこと自体が苦手なわけではありません。 それで ... ]]>

※記事内にプロモーションを含む場合があります。

英語だけは、ずっと後回しでした。

私は作業療法士として働いていて、仕事に必要な勉強には全力で取り組んできました。
新しい知識を学ぶこと自体が苦手なわけではありません。

それでも、英語だけは別。

学生時代は部活動に打ち込み、英語に対して、苦手意識というか、縁がない毎日を過ごしていました。

社会人になってからも、

「今さら始めても遅いのでは」
「教材を買っても続かない気がする」
「そもそも何から始めればよいかわからない」

そんな状態が長く続いていました。

本を買って少しだけやる。→ 止まる。 → 別の教材を試す。

そんなことの繰り返しでした。

それでも、どこかで
「このまま苦手なままで終わらせたくない」
という気持ちがありました。

そこで選んだのが、RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)です。

この記事では、実際に受講した立場から、

・ライザップイングリッシュの口コミや評判は本当か
・高い料金に見合う価値を感じたか
・どんな人に向いているか
・実際に効果を感じたか

を率直にお伝えします。

まず結果から:TOEIC 615点 → 705点

最初に結果をお伝えします。

受講前のTOEIC IPテストは615点でした。

時期ListeningReading合計
受講前(TOEIC IP)340275615
約12週間後375330705

目標だった750点には届きませんでした。

数字だけ見ると、
「思ったほどではない」
と感じる方も多いかもしれません。

ただ、私にとっては本当に意味のある変化でした。

実は、当時は体調面の影響もあり、常に万全の状態で取り組めたわけではありません。
それでも、英語への苦手意識で止まっていた自分が、ここまで進めたことには大きな意味がありました。

そして、英語に全力で向き合ったかけがえのない日々を振り返り、今後も「まだ伸ばせる」と思えている自分がいます。

実際に使用していた教材

正直、最初は料金でかなり迷いました

ここは率直にお伝えします。

最初に料金を見たとき、正直「高い」と思いました。
英語学習には、

・アプリ
・書籍
・オンライン英会話
・動画教材

など、もっと安い選択肢がたくさんあります。
それと比べると、RIZAP ENGLISHは高価格帯です。

2026年時点の公式情報では、たとえば以下のような価格帯です。

料金イメージ(2026年時点・税込)

コース回数受講料入会金合計給付金対象
TOEIC® L&R TEST スコアアップ16回437,800円55,000円492,800円×
TOEIC® L&R TEST スコアアップ24回580,800円55,000円635,800円
TOEIC® L&R TEST スコアアップ32回723,800円55,000円778,800円
英会話コース16回437,800円55,000円492,800円×

※一般教育訓練給付金は、条件を満たす場合に受講費用の一部(上限10万円)が支給されます。
※対象コース・制度内容・料金は変更される場合があります。最新情報は公式でご確認ください。

正直、最初に料金を見たときは迷いました。
TOEIC対策として検討していたため、私が主に見ていたのは TOEIC® L&R TESTスコアアップコース です。
価格だけを見ると、決して安いとは言えません。

一方で、24回・32回コースは一般教育訓練給付金の対象というお得な面もあります
実際、私自身もこの制度を利用しています。

また、TOEICコースには点数保証制度(条件あり)もあります

30日間全額返金保証も有力な判断材料になりました。それだけ自信をもってサービスを提供してもらえるんだなと、安心したことを覚えています。

なぜ独学ではなくRIZAP ENGLISHだったのか

私に足りなかったのは、英語学習の知識や教材ではありませんでした。

圧倒的に、学習環境です。

独学だと、今日は疲れたから明日にしようとなりやすい。
何を優先するべきかわからない。

単語?
文法?
発音?
リスニング?

迷っているうちに時間だけが過ぎる。

この繰り返しでした。

RIZAP ENGLISHには、

・専属日本人トレーナー
・完全マンツーマン
・個別の学習設計
・宿題
・進捗管理
・オンライン対応

という仕組みがあります。

一人ではブレる。だから、仕組みで自動的に学習を進められる環境を選んだのです。

ネットの口コミ・評判は本当?

ここは、実際に受講した立場で率直にお答えします。

「料金が高い」

これは本当です。

ただし、高いなりの価値があると思います。
何にお金を払っているか、を考えるべきだと思います。
私は、今まで曖昧に費やした莫大な時間と、これから得られる価値を考えて、判断しました。

「厳しい」

これは、かなり本当です。
毎日押し寄せる課題があります。時間も必要です。

受け身の姿勢では難しいと思います。
ただ、独学で止まりやすい方には、この厳しさが貴重な意味を持つことがあります。

「効果がない」

これは人によると思います。申し込めば自動で伸びるものではありません。

ただ、私には615点→705点という数字以上の意味がありました。
「英語は苦手だから無理」という思い込みが無くなりました。

「初心者には無理」

私はそうは思いません。

初心者は、何をやればよいかわからない状態なので、不利に見えるかもしれませんが、
今までの学習の型が無い分、すぐに新たな学習手順に馴染む、という見方もできると思います。

そういう意味でも、強く設計された環境を選ぶ価値はあります。

「忙しい社会人には無理」

一概には言えません。
むしろ、ある程度忙しい人ほど助かると思います。

自分で設計しなくても効率よく学習ができるからです。

私が実際に感じたメリット

今までの話と反復する面もありますが、改めて私が感じた点を整理します。

迷う時間が減る

これはかなり大きかったです。
独学では、「今日は何をやるべきか」で迷いやすい。
RIZAP ENGLISHでは、それがかなり減りました。

学習習慣ができる

週2回のレッスンだけではありません。
日々の課題があります。
「レッスンの日だけ頑張る」になりにくい仕組みでした。

日本人トレーナーで相談しやすい

これは安心感がありました。
英語以前に、勉強の進め方を相談しやすいからです。
そして何よりも、日本語も知っているトレーナーさんにのほうが、つまずく原因を理解してもらいやすい気がします。

オンライン対応

私は、オンライン受講を選んでいます。
オンライン受講は、通学と同等の効果があるとされています。
忙しい社会人には助かると思います。

気になった点

価格

繰り返しになりますが、やはり安くはありません。ここは事実です。

負荷

楽ではありません。仕事との両立はそれなりに大変でした。

向き不向き

独学が得意な方には不要かもしれません。

こんな人に向いていると思います

・英語コンプレックスが強い
・一人だと自信がない
・独学で迷いやすい
・短期間で集中したい
・転職 / 昇進 / 学び直しなど、目的や夢がある
・自己投資として考えられる

向いていないかもしれない人

・安さ優先
・一人で継続できる
・自分で設計できる
・ゆっくり進めたい

詳しい経過レビュー

【RIZAP ENGLISH開始時レビュー】

【2ヶ月目レビュー】


【3ヶ月目レビュー】

まとめ

RIZAP ENGLISHは万人向けではありません。
安くもありません。楽でもありません。

それでも、

・英語コンプレックスがある
・独学で止まりやすい
・短期間で集中したい
・学び直したい

そんな方には、有力な選択肢になると思います。

私は615点から705点と、期間内では目標には届きませんでした。
それでも、止まっていた自分が前に進めたことには意味がありました
比較検討しているなら、まずは自分に合うか確認してから判断してもよいと思います。

無料カウンセリングを公式で確認する ↓

【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ]]>
ダイエットやボディメイクに年齢の壁はある?40代・50代・60代・70代の違いを実例で考えるhttps://4-unique-steps.com/age-diet-bodymake-differences/Fri, 22 May 2026 13:27:44 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2031

「若いほうが痩せやすい」そう思っている人は多いかもしれません。 たしかに、20代や30代と同じようにはいかないと感じる場面は増えます。体重が増えやすくなった、疲れやすくなった、少し無理をすると身体に残る。そんな変化を感じ ... ]]>

「若いほうが痩せやすい」
そう思っている人は多いかもしれません。

たしかに、20代や30代と同じようにはいかないと感じる場面は増えます。体重が増えやすくなった、疲れやすくなった、少し無理をすると身体に残る。そんな変化を感じることもあるでしょう。

では、ダイエットやボディメイクは、本当に若い人のほうが有利なのでしょうか。

私は、そこまで単純ではないと感じています。

筋トレや有酸素運動は、高齢者でも効果が確認されています。年齢を重ねたからといって、身体が変化しなくなるわけではありません。

むしろ差を作るのは、年齢そのものより、「その人が続けられる条件」のほう。
例えば、40代で身体はまだ動けても、忙しすぎて続かない人がいます。
一方で、70代で明確な目的を持ち、安定して身体を整えていく人もいます。

そう考えると、年齢は諦める理由ではなく、戦略を変える理由です。

今回は、理学療法の現場で感じてきたことや実例も交えながら、40代・50代・60代・70代で身体づくりの何が違うのかを考えてみます。

ダイエットとボディメイクは、少し意味が違います

最初に、言葉の意味をそろえておきます。

この記事では、
ダイエットを=「体重や体脂肪を整える取り組み」、
ボディメイク=「筋力・体力・姿勢・見た目も含めて身体全体を整える取り組み」

として使います。

若い頃は、「体重を減らしたい」が目的になりやすいかもしれません。
でも40代以降は、それだけでは足りないことがあります。体重が減っても、筋肉まで減って疲れやすくなってしまっては、本末転倒です。

長く元気に生活したいなら、数字だけではなく、「動ける身体」を作る視点も欠かせません。

年齢を重ねるほど、身体づくりの意味は大きくなります

若い頃のダイエットは、見た目がきっかけになることが多いかもしれません。

好きな服を着たい。
写真うつりをよくしたい。
イベントまでに少し整えたい。

もちろん、それも十分な理由です。

ただ、40代以降になると、身体を整える意味は変わってきます。

疲れにくくいたい。
若いころのように生き生きと仕事を続けたい。
膝や肩が痛くなったので再発を防ぎたい。

まずはこうした現実がきっかけとなります。

そして、老後のことを考えると、
昔と違って平均寿命が延び、働く年齢もじわじわと上がっています。
生きがいとして働きたいというよりも、働く必要に迫られます。
今でさえ60代・70代でも働いている人は珍しくありません。

昔の感覚で「もう高齢だから無理をしない」と考えてしまうと、社会の流れに置いて行かれかねません。

身体を使わなければ筋力は落ちます。
移動が減れば体力も落ちます。
外出が減れば生活の楽しみも減りやすくなります。

これは、リハビリの現場でよく見る流れです。

繰り返しになりますが、身体づくりは若い人だけの美容の話ではありません。
これからの長い人生のための準備でもあります。

「歳だからもう無理」は、本当でしょうか

ここで一度、よくある思い込みを整理しておきます。

「年齢を重ねたら筋肉は増えない」
「今から運動しても遅い」

こうした声を聞くことがあります。

でも、筋トレや有酸素運動の効果そのものに、「何歳を超えたら意味がない」という明確な線はありません。
高齢者でも、筋力や身体機能の改善は報告されています。

つまり、年齢だけで可能性が決まるわけではありません。

ここで考えたいのは、

身体が変わるかどうか

実際に変われるかどうか
は、同じではないということです。

身体の性能だけなら、若いほうが有利な面はあるでしょう。

でも、現実の身体づくりは、それだけで決まりません。

心身共にぶれずに続けられるか。
生活に組み込めるか。
優先順位を上げられるか。
目的があるか。

この条件では、むしろダイエットやボディメイクは高い年代のほうが有利になることもあります。

【40代】身体より生活が壁になりやすい年代です

40代は、身体の条件だけを見ればまだ比較的有利です。

それなのに、思うように身体づくりが進まない人がいます。

理由は、生活です。

仕事の責任が増える。
家庭の役割が重なる。
睡眠時間が削られる。

まだまだ子育て中の方は、自分にお金をかけられない

というように、やればできるのに、「やり続ける余裕がない」。そんな状態になりやすい年代です。

身体づくりは、正しい方法を知っているだけでは続きません。時間も必要ですし、気力も必要です。
40代は、身体の性能のわりに苦戦しやすい年代かもしれません。

【50代】「変わらなくては」と危機を募らせる一方で、「途中で終わりやすい」年代です

50代になると、身体からのサインがはっきりしてきます。

疲れやすい。
体重が増える。
健康診断の数値が気になる。
腰や膝が気になる。

40代に見つけた不安の種が見事に育ってしまい、より身体を変える必要に迫られるのです。

それでも、ダイエットやボディメイクが定着しにくい人が多い印象です。

私が以前担当していた50代男性を例にすると、このような流れがあります。

痛みや不調をきっかけに受診する。

治療や運動で少し楽になる。


日常生活に戻れる。


次の通院(セッション)の約束をキャンセルしてしまい、そこで終わる。

本当は治療が目途ついたその先に、再発しにくい身体づくりや習慣づくりが大切です。

でも50代は、仕事や家庭の責任が40代から引き続き重く、自分の身体の優先順位が下がりやすい時期でもあります。

結果として、「改善」までは行っても、「定着」まで届かない。

そして、数か月後、あるいは数年後に、同じ悩みで再び受診する人も珍しくありません。

身体が変わらなかったのではありません。変わり切る前に、生活のほうが勝ってしまう。
50代の難しさも、ここにあるように感じます。

【60代】身体の条件より「選ぶ環境」で差がつきやすい

60代になると、「もう若くないから」と身体づくりをためらう人がいます。

でも、現役世代と引退世代の境界で選ぶ環境が、その後の人生に差を作ることがあります。

【実例】

以前、この記事で紹介させていただいた麻生さんは、腰椎圧迫骨折を経験されていました。

こうした既往があると、「無理をしないほうがいい」と考えるのは自然です。
ただ、本当に避けるべきなのは身体づくりそのものではなく、自分に合わないやり方です。
受け身で介護保険を利用していた麻生さんは、自分の可能性をあきらめずに自ら環境を選び直し、身体づくりに取り組みました。結果として、介護保険を卒業し、自分の思う自分を手に入れました。

60代は、身体の変化を感じやすくなる一方で、生活条件が良い意味で変わる人もいます。

時間の使い方が変わる。
自分の身体に意識が向く。
無茶な生活が減る。

一方で、「言われたことはやるけれど、自分からは積極的に動かない」という受け身の男性もいます。

それでも、40代や50代のように忙しさに押し流される状態より、身体づくりを生活に組み込みやすくなる人も増え始める時期です。

【70代】ふたたび、自分を見つめなおし、目的や夢が生まれる人が多い

意外に思われるかもしれませんが、70代になると、急に視界が広がり強くなる方が多くいらっしゃいます。

理由は、背負うものが減ってきて、残された人生を有意義に過ごそうという目的がはっきりしてくるからです。

旅行に行きたい。
趣味を続けたい。
孫と遊びたい。
転ばずに暮らしたい。
できるだけ自分のことは自分でやりたい。

こうした目標は、とても強い動機になり、若い人の「痩せたい」より、ずっと具体的なこともあります。

そして、前述の通り、高齢だからといって、身体が運動に反応しなくなるわけではありません。
むしろ、もう一花咲かせるくらい長くなっている余生を意識してみると、ダイエットやボディメイクは避けて通れない行動なのです。

まとめ

ダイエットやボディメイクに、身体的な年齢の影響はあります。

でも、年齢だけで結果が決まるわけではありませんし、むしろ、年齢を重ねたほうが有利になる条件もあります。

長く健康に生活する時代だからこそ、身体づくりの意味は大きくなっています。
年齢を理由に諦めるより、その年代の壁を知って対策を考える。
それが、最新のダイエットやボディメイクの考え方の主流です。

]]>
ライザップはシニアでも大丈夫?60代・70代の体験談と口コミを理学療法士視点で解説https://4-unique-steps.com/rizap-senior-review/Thu, 21 May 2026 13:49:54 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2026

※記事内に広告を含む場合があります 「RIZAP(ライザップ)は若い人が通う場所」 そんなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。 一方で、 このように、このまま年老いていくことに危機感を抱いている方も少なくありません ... ]]>

※記事内に広告を含む場合があります

「RIZAP(ライザップ)は若い人が通う場所」

そんなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

一方で、

  • 最近、体力が落ちてきた
  • 外出がおっくうになった
  • 一人では運動が続かない
  • 将来、家族に負担をかけたくない

このように、このまま年老いていくことに危機感を抱いている方も少なくありません。

実際にRIZAPでは、シニア世代の体験談も公式YouTube等で公開されています。

その中で私が特に印象的だったは、「何kgやせたか」だけではなく、

  • 外出しやすくなった
  • 家族との時間を楽しめるようになった
  • 食事や生活習慣を見直すきっかけになった
  • 自分の身体に前向きになれた

といった気持ちや生活面の変化です。

※本記事では、RIZAP公式が公開している体験談コンテンツを参考に、シニア世代の事例を整理して紹介しています。これらは個人の体験であり、同様の結果を示すものではありません。運動や食事の取り組みは、健康状態や既往歴に応じて適切な判断が必要です。

この記事では、シニア世代の方々の体験談をもとに、RIZAP(ライザップ)を利用したことで

どのような変化があったのか
どんな方向に向いているのか

を、理学療法士の視点も交えて整理します。

\ まずは内容を確認したい方へ /

RIZAPでは無料カウンセリングも用意されています。
プログラム内容や利用の流れは公式ページで確認できます。

→【RIZAP公式はこちら】無料カウンセリング受付中/ライザップ

ライザップはシニアでも利用されている?

RIZAP(ライザップ)というと、「短期間で体重を落とすパーソナルジム」という印象が強いかもしれません。

しかし実際には、シニア世代向けの取り組みも積極的に紹介されています

目的も減量だけとは限りません。

例えば、

  • 病気で衰えた後の、体力づくり
  • 身体を動かす習慣づくり
  • 外出しやすい身体づくり
  • 生活習慣を見直すきっかけ

このような目的で検討する方もいるようです。

私も訪問リハビリの現場で、RIZAPにチャレンジされた方を担当したことがあります。

シニア向けプログラムについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

ライザップのシニア体験談・口コミ4選

1.定年後に気力を失っていた女性

RIZAP公式の体験談では、定年退職後に気力が落ち込み、健康診断でも気になる結果が続いていた女性の例が紹介されています。

さらに膝への不安もあり、最初から運動に前向きだったわけではなかったそうです。
しかし、その日の状態を見ながら進められたことで、続けやすかったと語られています。

また、食事面でも自分なりに工夫するようになり、生活習慣を見直すきっかけになったようです。

「何か始めたいけれど、一歩が出ない」

そんな方には共感しやすい実例かもしれません。

2.親子で外出を楽しめるようになった女性

RIZAP公式では、親子で十数年ぶりにウインドウショッピングを楽しめたというシニア女性の事例も紹介されています。

年齢を重ねると、体重減少やBMI、血液検査の数字の変化だけでなく、

  • 長く歩ける
  • 外出しやすくなる
  • 家族との時間を楽しめる

こうした日常で感じられる変化のほうが実感として大きいことがあります。
生活の変化という視点が、印象的な例です。

3.若い世代とスポーツを楽しめるようになった男性

RIZAP公式では、身体の変化をきっかけに若い世代とスポーツを楽しめるようになった男性の事例も紹介されています。

ご家族から前向きな言葉が寄せられていた点も印象的です。
もちろん、すべての方が同じような活動を目指す必要はありません。

ただ、「年齢を理由にできることを減らしていた」という方にとっては、考えるきっかけになるかもしれません。

4.食事や身体の管理を自分で考えられるようになった例

こちらのシニア世代の体験談では、体型変化だけではなく、

  • 食事内容を意識する
  • 体調変化に目を向ける
  • 生活習慣を見直す

といった自己管理の変化も紹介されています。

年齢を重ねるほど、「誰かに整えてもらう」だけではなく、自分で選ぶ力も大切になります。
そのきっかけになったと感じる方もいるようです。

※紹介している内容はRIZAP公式が公開している体験談をもとに整理したものです。感じ方や結果には個人差があります。

一人では続かなかった方へ
まずはRIZAPの無料カウンセリングを確認する
ことをおすすめします。

シニア向けでも「自分に合うか」は別の話です

ここで大切なのは、

「シニア向けの実例がある」=「誰にでも合う」ではない

ということです。

私は理学療法士として、身体機能の低下や生活上の困りごとに関わってきました。

そのなかで感じるのは、年齢だけで体調や可能性は決まりませんが、その人の身体に合っているかはとても重要ということです。

例えば同じ「膝が気になる」という場合でも、まさに関節に決定的な原因があるのか、体力低下が中心なのか、動かさないことで循環不全に陥っているのか、などで考え方は変わります。

年齢だけで「もう無理」と決める必要はありませんが、自己判断だけで進めないほうがよいケースもあります。

なぜ続けやすいと感じる方がいるのか

専属トレーナーとマンツーマンで進められる

RIZAPは、専属トレーナーとマンツーマンで進める仕組みです。

「何をすればよいか分からない」
「一人だと続かない」

という方には、安心材料になる場合があります。

完全個室で周囲が気になりにくい

ジムによっては、周囲の目が気になって足が遠のく方もいます。
完全個室の環境は、人によっては始めやすさにつながるかもしれません。

無料カウンセリングで事前に相談できる

最初から申し込むのではなく、まず話を聞ける仕組みがあるのは安心材料のひとつです。
不安や疑問を整理する場として活用することをおすすめします。

食事面も含めて生活全体を見る

身体づくりは、運動だけで決まるものではありません。
睡眠、食事、日々の活動量など、生活全体の影響も受けます。

そのため、「運動する場所」というより「生活習慣を見直すきっかけ」と感じる方もいるようです。

繰り返しになりますが、身体づくりに不安がある方は、まず内容を確認してみてもよいかもしれません。
新!ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。

理学療法士として気になる注意点

ここはとても大切です。

持病がある方や、医師から運動に関する指示を受けている方は、自己判断で始めず、主治医等に相談のうえ検討してください。

シニア向けの体験談があるからといって、誰にでも合うとは限りません。

例えば、

  • 重度の骨粗しょう症がある
  • 腰や膝への不安が強い
  • 生活に支障をきたすほどの心疾患がある
  • 高血圧の管理が不安定
  • その他、何らかの理由で運動制限を受けている

こうした場合は、かかりつけ医に相談するなどの慎重な判断が必要です。

こんな方には向いているかもしれません

RIZAPのような仕組みが、より向いている可能性があるのは、

  • 一人では続かない
  • 自己流で何度も止まっている
  • 身体づくりのきっかけがほしい
  • 体調や体力に自身が無いので、質の高い担当者と一緒に運動したい
  • 周囲の目が気になる
  • まず相談してから考えたい

このような方です。

とくにRIZAPは、医療専門職との連携し、行政や大学と共同で研究、地域の健康促進活動を担っている実績もあるため、医学的視点を無視した理屈を強引に押し付けられる心配は少ないと考えられます。

まとめ

RIZAPのシニア世代の体験談を見ると、印象的なのは「何kgやせたか」だけではありません。

  • 外出しやすくなった
  • 家族との時間を楽しめた
  • 生活習慣を見直すきっかけになった
  • 自分の身体に前向きになれた

こうした生活面の変化が語られています。

もちろん、すべての方に合うとは限りません。

ただ、「年齢的にもう遅い」と感じている方にとってRIZAPは、その後の生活を大きく変えるためのきっかけとなり得るかもしれません。

一人では続かなかった方へ
まずは公式から無料カウンセリングで内容を確認する





]]>
【ダイエット序章】40代・50代でダイエットを考えたとき、最初に知っておきたい「痩せる」の意味https://4-unique-steps.com/diet-trigger-40s-50s/Wed, 20 May 2026 18:48:14 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2020

「そろそろダイエットしないと…」 そんなふうに思うことは、誰でもありすぎて、当たり前に思っていませんか。 40代・50代になると、 そんな変化をきっかけに、「少し見直したほうがいいのかもしれない」と感じるものです。 一方 ... ]]>

「そろそろダイエットしないと…」

そんなふうに思うことは、誰でもありすぎて、当たり前に思っていませんか。

40代・50代になると、

  • 健康診断の結果を見て気になった
  • 昔の服がきつくなった
  • 写真に写った自分に驚いた
  • 疲れやすくなった
  • 動くことが少しおっくうになった

そんな変化をきっかけに、「少し見直したほうがいいのかもしれない」と感じるものです。

一方で、体重が増えていてもあまり気にしない方もいます。

逆に、数字としてはそれほど増えていなくても、「もっと痩せたい」と感じる方もいます。

では、人はなぜダイエットをしたくなるのでしょうか。

そして、そもそも「痩せる」とは何を意味するのでしょうか。

ダイエットという言葉はよく使われますが、意外とその意味を整理しないまま始めてしまうことも少なくありません。

今日は少し立ち止まって、ここから考えてみたいと思います。

人はなぜダイエットしたくなるのでしょうか

ダイエットのきっかけは、前述の通り、本当に人それぞれです。

たとえば、

  • 見た目が気になった
  • 健康診断で注意された
  • 血圧や血糖値が気になった
  • 階段で息が切れるようになった
  • 写真を見て印象が変わった
  • 家族に「少し増えた?」と言われた
  • 将来の健康が心配になった

こうしたきっかけは珍しくありません。

つまり、人がダイエットを考える理由は、単に「体重が増えたから」とは限らないのです。

PT
PT

私の場合は、病気になってステロイドを服用し、顔がパンパンになっていたのですが、「これは薬のせいだ。すぐにもどる」と思っていました。ところが、ステロイドが減っても太めの身体は変わりませんでした。そこでやっと、太ったという認識をしました。知ってはいても、どういう状況か解るまで時間がかかりました。

実際、どれくらいの人が体重を気にしているのでしょうか

日本では、健康への関心は年齢とともに高まりやすい傾向があります。

厚生労働省の国民健康・栄養調査では、40代・50代になると、肥満(BMI25以上)の割合が高くなる一方で、健康診断や生活習慣病への意識も高まる傾向が見られます。

BMIとは、体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m)で計算される肥満度を表す国際的な体格指数です。25以上から「肥満」と判定され、数字が大きくなるほど生活習慣病のリスクが高まります。

一方で、体型に対する感じ方は数字だけでは決まりません。

実際には、

  • BMIが標準でも「太っている」と感じる
  • BMIが高くても「まだ大丈夫」と感じる

ことがあります。

つまり、

人が「痩せたい」と思う背景には、体重計の数字だけでは説明できないものがある
ということです。

太っていても気にしない人、痩せていても痩せたい人がいるのはなぜでしょうか

ここは少し面白いところです。

同じような体型でも、

「気になる」
「気にならない」

は人によってかなり違います。

理由としては、

  • 自分の価値観
  • 周囲の反応
  • 若い頃との比較
  • 仕事や生活スタイル
  • 健康への関心
  • 見た目に対する優先度

などが考えられます。

たとえば、

「階段を普通に上れるし困っていない」
という方もいれば、

「見た目より、疲れやすくなったのが気になる」
という方もいます。

また、

「見た目を整えたい」
という気持ちがきっかけになることもあります。

これは良い・悪いではありません。

ただ、

“なぜ自分は痩せたいのか”を知ることは、とても大切です。

理由があいまいなままだと、ダイエットは続きにくいからです。

そもそも「痩せる」とは何でしょうか

ここが一番大事かもしれません。

多くの方は、「痩せる=体重が減る」と考えます。

もちろん、それも一つの見方です。

でも本当にそうでしょうか。

たとえば、

  • 食事を極端に減らして体重が減った
  • 体調を崩して体重が減った
  • 水分が減って一時的に軽くなった

これを「理想的な変化」、とは言いにくいですよね。

一方で、体重はそれほど変わらなくても、

  • 動きやすくなった
  • 疲れにくくなった
  • 服がゆるくなった
  • 姿勢が変わった

という変化もあります。

つまり、

体重が減ることと、“身体が良い方向に変わること”は同じではありません。

40代・50代では、数字だけを追うことが危険なこともあります

若い頃は、「とにかく減らせばいい」で何とかなることもあったかもしれません。

でも40代・50代では少し話が変わります。

なぜなら、筋肉量が少しずつ変化しやすくなるからです。

筋肉は、動きやすさや姿勢、代謝(エネルギーを使う力)などにも関係しています。

もし、食事だけを極端に減らして筋肉まで減ってしまうと、

  • 疲れやすい
  • 動くのがおっくう
  • リバウンドしやすい

という流れになりやすくなります。

高齢になると、サルコペニア(筋肉量や筋力の低下)フレイル(心身の弱り)などが問題になりますが、その入り口はもっと早い時期から意識してよい視点です。

何をもって「ダイエットした」と言えるのでしょうか

ここで少し考え方を変えてみます。

ダイエットというと、

  • 何kg減
  • 何日で
  • ビフォーアフター

が注目されがちです。

でも、本来はもっと広く考えてよいと思います。

たとえば、

  • 食べ方を見直した
  • 夜更かしを減らした
  • 少し歩くようになった
  • 自分の体調を観察するようになった
  • 間食を見直した

これも立派な変化です。

生活を整える行動を始めた時点で、もうダイエットは始まっていると考えても良いでしょう。

方法を探す前に、自分にとってのダイエットの意味を知る

ここまで読むと、「では何をすればいいの?」と思うかもしれません。

でも、その前に、なぜ自分は変えたいのかを整理しておくと、選ぶ方法が変わります。

たとえば、

健康のためなら
→ 続けやすさが大切

見た目のためなら
→ 目標設定が大切

疲れやすさ改善なら
→ 体重以外を見る必要がある

というように。

ここから、少しずつ見直していきましょう

このシリーズでは、これまでの記事で

  • 食事
  • 運動
  • 体質や個人差

について、もう少し具体的に整理しています。

ダイエットは、価値観や方法を1つ選ぶことではなく、自分の問題点に合う方法を見つけていくことです

【参考として】

・ 体重や体脂肪のなりやすさには、生活習慣だけでなく遺伝的な影響もあることが示されています。(Maes HH, Neale MC, Eaves LJ. Genetic and environmental factors in relative body weight and human adiposity. Behavior Genetics. 1997.)

・ 厚生労働省の国民健康・栄養調査では、日本の中高年で肥満や生活習慣病への関心が高いことが示されています。

]]>
ダイエットで「体質だから痩せない」は本当?太りやすさの正体を解説https://4-unique-steps.com/diet-body-type/Tue, 19 May 2026 12:47:03 +0000https://4-unique-steps.com/?p=2010

「私は太りやすい体質だから、ダイエットしても無理かもしれない」 そう感じたことはありませんか。 若い頃は少し食事を減らすだけで体重が戻ったのに、今は同じようにしても変わらない。 周りに、何を食べても太らない人がいるように ... ]]>

「私は太りやすい体質だから、ダイエットしても無理かもしれない」

そう感じたことはありませんか。

太めのPT
太めのPT

私もそう思ってました。

若い頃は少し食事を減らすだけで体重が戻ったのに、今は同じようにしても変わらない。

周りに、何を食べても太らない人がいるように見えて、自分だけ体質が違うのではと思ってしまう。

たしかに、体の個人差はあります。

ただ、「体質」という言葉には、生まれつきの特徴、年齢による変化、生活の変化、病気の影響など、いくつもの意味が混ざっています。

そのため、「体質だから仕方ない」と諦めてしまうと、本当は違う理由が隠れていても気づきにくくなることがあります。

この記事では、ダイエットと体質の関係について、科学的にわかっていることを整理します。

そもそも「体質」とは何を指している?

日常会話でいう「体質」は、とても幅の広い言葉です。

生まれつきの違い(遺伝)

親子で体型が似ることは珍しくありません。

食欲を感じやすさ、満腹感の感じ方、脂肪をため込みやすさなどには、生まれつきの違いが関係すると考えられています。

実際、肥満に関する研究では、食欲の調節に関わる遺伝的な個人差が体重に影響する可能性が示されています(Loos & Yeo, 2022)。

ただし、遺伝=抗えない運命、ではありません。

遺伝は、確かに「なりやすさの傾向」ではありますが、それだけで結果が決まるものではないのです。

年齢による変化

「昔と同じように生活しているのに太る」

こう感じる方は多いのではないでしょうか。

年齢とともに、筋肉量やホルモンの変化、疲れやすさなど、体の条件が変わることがあります

若い頃と同じ方法が合わなくなることは不思議ではありません。

生活の変化

ここは意外と見落とされやすいところです。

本人は「昔と同じ生活」のつもりでも、実際には変わっていることがあります。

たとえば、

  • 長時間の通勤をしなくなった/外回りから内勤に変わった
  • 買い物をネット中心にした
  • 家事を短時間で済ませるようになった
  • 痛みや疲れで階段を避けるようになった

こうした普段意識しない変化の影響に気づかずに、自分では「疲れやすくなった」「体質のせい」と感じてしまうこともあります。

病気や薬の影響

体重変化の背景に、病気や治療が関係することもあります。

たとえば、

  • 甲状腺の病気
  • ホルモンに関わる変化
  • むくみを起こしやすい状態
  • 一部の薬の影響

などです。

太めのPT
太めのPT

私の場合は、病気になりステロイドを服用し始めたことで体重増加→安静にしていたことで生活が変化→気づいたら40代半ば、といったように、すべての要素が連鎖的に現れてきました。

「体質の変化で太った」と雑に決めつけず、体調変化のきっかけや順番、期間などの分析を丁寧に行うことが大切です。

「太りやすい体質」って本当にある?

こ結論からいうと、ある程度の個人差はあります。

研究では、体重や肥満のなりやすさには遺伝的な影響があることが示されています。

たとえば双子研究では、体格指数(BMI)の個人差に遺伝が関係する可能性が以前から示されており(Maes et al., 1997)、近年の大規模研究でも、肥満に関わる複数の遺伝的要因が報告されています(Loos & Yeo, 2022)。

ただし、

「遺伝の影響がある」=「何をしても変わらない」

ではありません。

同じ傾向があっても、

  • 生活環境
  • 睡眠
  • ストレス
  • 仕事
  • 日々の過ごし方

によって結果は変わります。

体質だけで体重が決まるわけではないのです。

年齢とともに痩せにくく感じる理由

筋肉量の変化

筋肉は、体を動かすために必要な組織です。

年齢とともに筋肉量が変化すると、日常生活での動き方にも少しずつ影響が出ることがあります。

「前より疲れやすい」
「階段を避けるようになった」

こうした変化は、体重のように数字になって自覚できない分、気づいたときにはだいぶ虚弱になってしまった後かもしれません。

生活の変化に気づきにくいこともある

前の段落でも少し触れましたが、ここは見落とされやすいところです。

「昔と同じ生活をしているつもり」でも、実際には生活の形が変わっていることがあります。

たとえば、

  • 通勤しなくなった
  • 買い物をネット中心にした
  • 家事をまとめて短時間で済ませるようになった
  • 痛みや疲れで階段を避けるようになった

こうした変化は、体重にも影響することがあります。

睡眠やストレス

睡眠不足や強いストレスが、体重変化に関係することもあります。

このテーマは別記事で詳しく解説します。

「体質改善で痩せる」は本当?

よく見かける言葉ですが、「体質改善」は医学的に明確な診断名ではなく、使い方には幅があります。

生活習慣を見直して体調の変化を感じることはあります。

一方で、

「これだけで体質が変わって劇的に痩せる」

という表現には慎重さが必要です。

こんな時は自己判断だけにしない

次のような変化がある場合は、ダイエットだけの問題ではないこともあります。

  • 急に体重が増えた
  • 強いむくみ
  • 動悸
  • 強い疲れ
  • 寒がりや暑がりの変化
  • 息切れ

気になる場合は、一般的には医療機関への相談が検討されます。

まとめ

「太りやすい体質」という個人差はあります。

ただし、それだけで全てが決まるわけではありません。

体質という言葉の中には、

  • 生まれつき
  • 年齢
  • 生活の変化
  • 体調

など、さまざまな意味が混ざっています。

だからこそ、

「私は体質だから無理」と決める前に、その言葉の中身を整理してみることが大切です。

参考文献

  • Loos RJF, Yeo GSH. The genetics of obesity: from discovery to biology.肥満の遺伝学:発見から生物学的メカニズムまで) Nat Rev Genet. 2022.
  • Maes HH, Neale MC, Eaves LJ. Genetic and environmental factors in relative body weight and human adiposity.体重および体脂肪の個人差に関わる遺伝要因と環境要因)Behav Genet. 1997.

]]>
ダイエットで運動が必要な人・そうでない人|まず普段の活動量を見てくださいhttps://4-unique-steps.com/diet-exercise-needed-or-not/Mon, 18 May 2026 15:39:15 +0000https://4-unique-steps.com/?p=1994

「ダイエットをしたい」と思ったとき、運動は大切だと考える方は多いと思います。 実際、それは大きく外れてはいません。 ただ、ここで一つ知っておきたいことがあります。 それは、ダイエットで必要な運動の量や進め方は、人によって ... ]]>

「ダイエットをしたい」と思ったとき、運動は大切だと考える方は多いと思います。

実際、それは大きく外れてはいません。

ただ、ここで一つ知っておきたいことがあります。

それは、ダイエットで必要な運動の量や進め方は、人によって同じとは限らないということです。

同じように「最近体重が増えた」と感じていても、

■ もともと日常的によく動いている人
■ 意識しないとほとんど動かない人

では、必要な対策が変わることがあります。

また、一般的によく勧められる方法が、すべての人に有効とは限りません。

まずは、ご自身のタイプを整理しながら、合った進め方を考えていきましょう。

そもそも、ここでいう「運動」とは?

ダイエットでは「運動」という言葉がよく使われますが、その指す範囲は意外と広く、人によって受け取り方も少しずつ違います。

医学や健康の分野では、体を動かしてエネルギーを使うこと全体を身体活動と呼び、その中で、

目的を持って計画的に行うもの(ウォーキング、筋トレ、水泳など)」を運動として区別する考え方があります。

この記事では、この「意識して時間をとって行う運動」のことを話しします。

ダイエットでは、普段の活動量によってどこまで運動が必要かが変わってくるからです。

あなたは「運動が必要なタイプ」ですか?

たとえば、

・家の中を移動する
・掃除や片づけをする
・立って作業する
・買い物で歩く
・用事で席を立つ

こうした運動として意識していない日常の動きも、体はエネルギーを使っています。

一つひとつは小さく見えても、1日の中で積み重なると差になります。

たとえば、同じように運動習慣があっても、それ以外の時間によく動く人と、ほとんど座って過ごす人では、1日の消費エネルギーが変わることがあります。

そのため、ダイエットでは「運動しているか」だけでなく、普段どれくらい動いているかも大切です。

簡単チェック|あなたはどちらに近いですか?

■ Aタイプ:普段から自然に動く■ Bタイプ:意識しないと動かない
◻︎思いついたら比較的すぐ動ける
◻︎家事をため込まない
◻︎階段の使用がそれほど苦ではない
◻︎買い物などでよく歩く
◻︎気づくと何かしている
◻︎長くじっとしている方がつらい
◻︎できれば座っていたい
◻︎家事を後回しにしやすい
◻︎移動はできるだけ短く済ませたい
◻︎すきま時間は休みたい
◻︎気づくと長時間座っている
◻︎動こうと思っても面倒に感じやすい

💡 ポイント どちらが良い・悪いという話ではありません。大切なのは、自分に合わない方法を選ばないことです。

タイプ別の基本戦略

【Aタイプ】の普段から動いている人

もともと活動量が多い方の場合、体重増加の原因が運動不足だけとは限りません。

この場合は、以下のような点(生活習慣や食事)の見直しが重要なことがあります。

  • 食事量や間食(飲み物含む)が少し増えていないか
  • 睡眠不足やストレスによる食行動の変化はないか
  • 姿勢や体の使い方の変化、痛み・体調不良、薬の影響はないか
OT
OT

私はこのタイプです。昔から整頓や掃除が行き届いてないと気がすみません。ある時期、ちょっとお菓子を食べすぎて太ってしまいまして、運動しなきゃと思い立ち、ランニングを始めたところ、疲れて寝込んでしまいました。その後、お菓子の種類を変える工夫をするだけでもとに戻りました。

【Bタイプ】意識しないと動かない人

こちらのタイプは少し考え方が変わります。

ダイエット法の話でよく見かける、「こまめに動く」「なるべく階段を使う」といったすきま時間の活用や“動くように心がける”戦略は、普段の行動パターンとして定着していないため続きにくい傾向にあります(意思の強さは関係ありません)。

この場合は、自然に増やすことを期待せず、最初から運動の時間を予定に入れるほうが現実的です。

  • 朝10分歩く
  • 帰宅後に15分だけ運動する
  • 動画を見ながらスクワット、筋力トレーニングをする
PT
PT

私はこのタイプです。ぼーっとずっと座っていられます。机の上が多少散らかっていても気になりません(自分では散らかっているとは思っていません)。最近体重が大幅に増加しましたが、半端に体を動かしても意味がないと思ってしまい、なかなかダイエットを始められません。それでいて、スケジュールをたてることは大好きで、計画的に決められたことは、意外と几帳面にこなせます。

ダイエットで運動が役立つ理由

では、運動はなぜダイエットで役立つのでしょうか。

消費エネルギーが増える

もっとも分かりやすい理由です。体重は単純化すると、

摂取エネルギー(食べた量)と消費エネルギー(使った量)のバランスで変化します。

単純に、消費エネルギーが多くなると、理屈上は瘦せていきます。

※ただし、「30分歩いたから大丈夫」と飲み物や間食を増やしては相殺されてしまうため、運動だけに期待しすぎない視点も大切です。

筋肉量維持で活動しやすさを保ちやすい

食事制限だけで急激に体重を落とすと筋肉量も減り、日常生活で「疲れやすい」「動きにくい」原因になります。

これを防ぐために筋力トレーニングが勧められます。

体力がつくと日常生活も変わりやすい

体力が低いと、

少し動く

疲れる

動きたくなくなる

という流れになりやすいことがあります。
逆に、少しずつ体力がつくと、運動時間以外でも動きやすくなることがあります。

気分転換や睡眠の助けになる

運動は、体重だけの話ではありません。

人によっては、気分転換、ストレス発散、睡眠習慣の見直し、につながることがあります

こうした生活習慣の変化が、間接的にダイエットを助けるのです。

ダイエットにおすすめの運動一覧

ここからは、具体的な運動を見ていきます。

運動続けやすさ初心者向け膝腰負担
ウォーキング高い少なめ
速歩高い少なめ
ジョギングやや高い
自転車高い少なめ
水泳少なめ
踏み台昇降高い
階段昇降中〜高
ダンス内容による
縄跳び低〜中高め
HIIT高め
筋トレ種類による
ヨガ高い少なめ
ピラティス高い少なめ

「最も痩せる運動」を探したくなりますが、

続けられない方法は、結果につながりにくいです。

有酸素運動でダイエットを目指す

ウォーキング

始めやすく、買い物や旅行など楽しい目的も作りやすく、誰かを誘いやすく、継続しやすい方法です。

Bタイプの方にも取り入れやすい選択肢です。

ただし、短時間をたまに行うだけでは変化を感じにくいこともあります。

ジョギング

これも気軽にできて消費エネルギーは増やしやすいですが、意外と高度なテクニックを必要とします。

いびつなフォームで繰り返していても、部分的にしか負荷がかからず、それでも長く続けていると関節や筋肉を傷めかねません。

独りで行う場合は、YouTube動画などでコツを学習した後実際に一度走ってみて、いつも同じところが痛くならないか、自己観察が必要です。

自転車

関節負担が比較的少なく、続けやすい方法ですが、道路を走行する自転車の場合は今や車と同じ乗り物であり場所を選びます。また、ほかの運動に無い、他者を巻き込む事故の危険性は高くなります。

もし環境が当てはまっていれば、エアロバイクがおすすめです。

水泳

関節への負担が少なく、全身を使いやすい運動です。

通う環境が必要な点はハードルになります。

HIIT

短時間で負荷をかける方法です。

体力や関節・筋の状態によっては向かないこともあります。

初心者で運動に自信がない方は、そばで動きをチェックしてもらうなど、無理をしない方が安全です。

筋トレ(筋力トレーニング)はダイエットに必要?

結論からいえば、多くの方で取り入れる価値が高いです。

理由は、

・ 筋肉量維持
・ 動きやすさの維持
・ 姿勢や体の使い方への影響

が期待できるためです。

初心者向け筋力トレーニング

  • スクワット(膝の曲げ伸ばし、椅子からの立ち座り、など)
  • ヒップリフト(お尻上げ)
  • 壁腕立て(壁に両手をついて腕立て伏せのように腕を曲げ伸ばしする)
  • 体幹トレーニング(腹筋運動、背筋運動、インナーマッスルエクササイズ、など無数にあり)

最初から高負荷は不要です。

Aタイプ(自然に動ける人)が運動計画の前に見直したいこと

このタイプでは、「さらに運動」より先に確認したいことがあります。

食事量

無意識に増えていないか。

間食

糖分を著しく増やしていないか、飲み物も含めて確認。

睡眠

睡眠不足は生活習慣に影響します。

ストレス

食行動の変化につながることがあります。

姿勢や体の使い方

痛みや動きにくさが活動量に影響することがあります

病気や薬

気になる変化がある場合は医療機関で相談を。

Bタイプ(意識しないと動かない人)は、運動計画がほぼ全員必要

「すきま時間」「気づいたとき」頼みにしない

自然と動くまで待っていても続かないどころか、いつまでも始められない。

時間を先に決める

しっかりと時間を決め、予定(イベント)として入れる

最初は短時間

10分でもよい。他のスケジュールに押し出されないよう、30分を1セットとするより、起床後、毎食後、就寝前、など、分けるのも良い。

スタンプラリーのようにタスク達成にこだわりはじめると、一気に波に乗る場合も多い。

家でできるもの

設定を膨らませすぎると投げ出してしまうおそれあり。とくに最初は準備のハードルを下げる。

完璧を求めない

Bタイプの人は10か0かの人も多い。(中間が無いから多くの時間を何もせずに過ごしがち)

ダイエットは継続がすべて。途切れない工夫を。

効果を感じにくい原因

以下の要因により運動が進まない場合がありますので注意が必要です。

・ 食べる量が増えている
・ 運動量を多く見積もっている
・ 期間が短い
・ 無理な方法で続かない

・ ぜったいこの時間が良い、運動の順番を変えられない、など意味もなく設定を限定する

まとめ

ダイエットでは、全員に同じような運動方法、運動計画が当てはまるとは限りません。

まず見たいのは、普段どれくらい動いているかです。

自然によく動く方と、意識しないと動かない方では、必要な戦略が変わります。

自分に合った方法を選ぶことが、続けやすさにつながります。

]]>